人材不足 2021 3 6

 コンピューターのプログラミング言語と言えば、
今は、「Pyhton」や「Ruby」が人気ですが、
30年以上前は、「COBOL」が業界標準でした。
 多くの人は、技術革新の早いIT業界では、
COBOLは、昔話だろうと思うでしょうが、
実は、今でも「現役」です。
 現時点でも、金融業界や官公庁のシステムでは、
COBOLが広く使われています。
 しかし、若い人たちは、
古い言語を学ぼうとしません。
 たとえ学ぼうとしても、
本屋にマニュアルは売っていません。
マニュアルは、私のような中高年の頭の中にあります。
 しかし、年を取って、ボケてくると、
頭の中のマニュアルは「消失」してしまいます。
 そういうわけで、金融業界の一部では、
COBOLからJavaへ移行が行われていますが、
これは、困難を伴う作業かと思っています。
 Javaもプログラミング言語ですが、
COBOLとは、全く根本思想が異なります。
 唯一似ているとすれば、
「大規模開発に向いている」という点だけです。
 私もJavaは知っていますが、
COBOLからJavaへ「移植」は苦労するだろうと思っています。
 私だったら、新規に一から、
Javaで作ったほうがよいかと思ってしまいます。
 もちろん、多くの業界は、
今後も、COBOLを運用していくのでしょうが、
若い人たちが学ぼうしないうえに、
マニュアルも残されていないので、
大きな課題となるでしょう。
 技術者やマニュアルが少なくなっていく状況では、
金融業界や官公庁では、システムトラブルは避けられないかもしれません。
 風の噂では、若者たちは、学習コストが高いJavaから、
学習コストが低いPythonやRubyに流れているという噂を聞きます。
 私は、2017年からPython普及へ旗振りをしてきましたので、
とやかく言う立場にはありませんが、
プログラミング言語における人材の偏りには危機感を持っています。
























































































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